ぼくのりりっくのぼうよみ Sunrise(re-build) 歌詞の意味とMVの世界観
- 2018.10.19
- 音楽
- Sunrise(re-build), ぼくのりりっくのぼうよみ
みなさんこんにちは!ブログの管理人
ラチェットです!@ratchet0808 twitter
この記事では
ぼくのりりっくのぼうよみ
[ Sunrise(re-build) ]
の歌詞・MVの意味
について考えていきたいと思います。
僕は歌詞やMVを初めて見たときに、理解するのに時間がかかったので、捉え方の参考になればと思い記事を書いています。
あくまで個人的見解ですので、その点はご了承下さい。
また、この作品は3部作の構成となっています。
2作目のCITIについてはこちらの記事で紹介していますのでまだMVを見ていない方はこちらを先に読んで頂く事をお勧めします。
タイトルについて
Sunrise(re-build)
は直訳すると
日の出(再建する)
となります。
再構築して、新しい事が始まる。といった意味合いだと思います。
3部作の最終章で何かを見つけたという事だと考えられます。
歌詞について
それでは英語の部分を翻訳しつつ、わかりやすくするため7分割にして考えたいと思います。
※歌詞内の[○○]は英訳です。
1/7
やるせない思いが
全てを覆ってしまえば
逃げ場を無くして
慣れきったloneliness[孤独]
空っぽのeveryday[毎日]
いつまでもtolerate everything[すべてを許容する]
取り残されていた いつの間にか出典: Sunrise(re-build)
作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ
作曲:shirothebeats、ぼくのりりっくのぼうよみ
やるせない思い、どうにも解決できないもやもやした気持ちでいっぱいで、孤独にもなれてしまった。
中身のない、同じような毎日を送り、それを許容してしまううちに、周りから取り残され、さらに孤独になっていく。
そんな様子が感じ取れます。
孤独
毎日
すべてを許容する
2/7
乾いた日々を彩る色
朝が来てる からまた笑う
隠れた星の裏側で踊り出す無くしたものを見つける色
朝が来たら照らすSunrise[日の出]
光りに包まれたままで踊り出す出典: Sunrise(re-build)
作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ
作曲:shirothebeats、ぼくのりりっくのぼうよみ
7/7 と歌詞繰り返しのため最後に解説します。
3/7
昨日の失敗 一昨日の失態
いつだって頭のなか渦巻いてる
重ねたミスがつけた傷が
今の自分を突き刺して笑ってる
回ってく世界のその中で
変わってく街その裏側で
いつまでかわらない mylife[私の人生]
誰かの代替として生きる毎日を
肯定できたならgoodday[良い一日]
想定とは違ったfeeling[感覚]
生きる意味に囚われたwe are[私たち]
でも目を覚ませばまた始まるnewday[新しい日]出典: Sunrise(re-build)
作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ
作曲:shirothebeats、ぼくのりりっくのぼうよみ
過去の失敗を思いだして、「なんであんなことに、、」なんて思うけど、その失敗も今の自分の糧になっている。
世界は回っていて、街も発展していく。そんな中で自分はなんの変わり映えのない毎日を過ごしている。
誰にでもできるようなことを繰り返している日々で、思ってた未来とは少し違うけど、それもいいなって思えたらいいし、僕たちは生きる意味を考えすぎている。まあそんな事考えてるうちにまた朝はやってくる。
そんなことが歌われているのではないでしょうか。
私の人生
良い一日
感覚
私たち
新しい日
4/7
乾いた日々を彩る色
朝が来てる からまた笑う
隠れた星の裏側で踊り出す無くしたものを見つける色
朝が来たら照らすSunrise[日の出]
光りに包まれたままで踊り出す出典: Sunrise(re-build)
作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ
作曲:shirothebeats、ぼくのりりっくのぼうよみ
7/7 と歌詞繰り返しのため最後に解説します。
5/7
柔らかな光に包まれて起きる
変われた気がしたnewday[新しい日]
半透明に染まってく日常
何度目の革命の宣言
Singin’ singin’ singing…[歌う、歌う、歌おう…]
ホラまた変わったあの日のBelieve[信じる]
いつからだって いつまでだって
淀んだ流れは澄みきらないよ
小さな決意はグラリ傾いた
誤魔化して欺いた自分が
根無し草に注ぐ太陽に
溶かされて優しく消えてったから出典: Sunrise(re-build)
作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ
作曲:shirothebeats、ぼくのりりっくのぼうよみ
「今日こそはやる!変わる!」という気持で目覚める。
でも結局、いつもと変わらない日々をすごしてしまう自分がいる。半透明は何かやりきれず、中途半端だった事を表しているのでしょうか。
何度も今日こそはやる!と言って変われなかった日々を繰り返していることが伝わってきます。
一時的にやる気が湧いてきて、頑張ると決意しても、何かを継続することは難しいです。
明日からまた、今日は忙しかったから、そんな風に自分をごまかして、結局変われない。
これは誰しも一度は経験した事があるのではないでしょうか。
新しい日
歌う、歌う、歌おう…
信じる
6/7
きっとぼくらはずっと
浴びて生きるよ光を
プラスとマイナス かかってるバイアス
だからまた食い違いで争ってく日々
意味のないことで笑って泣いて
終わってくkillin’[殺害] 生きる意味
見つけたから歩き出す
ここから始まってくsunrise glorious[輝かしい日の出]出典: Sunrise(re-build)
作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ
作曲:shirothebeats、ぼくのりりっくのぼうよみ
考え方の違いや、極端な偏見で起こる争い。そんな事で一喜一憂していた。でも戦いはもうやめて、夢に向かって歩き出すことを決めた。
変わり映えのない日常の考え方を少し変えて、明るい未来に向かっていく。そんな気持ちが感じ取れます。
殺害
輝かしい日の出
7/7
乾いた日々を彩る色
朝が来てる からまた笑う
隠れた星の裏側で踊り出す無くしたものを見つける色
朝が来たら照らすSunrise[日の出]
光りに包まれたままで踊り出す出典: Sunrise(re-build)
作詞:ぼくのりりっくのぼうよみ
作曲:shirothebeats、ぼくのりりっくのぼうよみ
乾いた日々、先ほどの落ち込み、悩んでいた日々でも、朝が来れば陽がさして、街に色を付けていく。
夜見えていた星は太陽で見えなくなるため、陽が差している時間を裏側という言葉で表現しています。
色、朝、光、笑、踊など、とても前向きな気持ちになっていることが感じ取れます。
朝が来て光が照らしてくれれば、失くした物、新しい物を探すことができる。繰り返す日々の中で何か見つける事が出来るのではないかと希望を見出しているのではないでしょうか。
MV
2018年10月の時点で約150万回再生です。
出演者
S 吉村界人
O 池田大
elaiza 池田エライザ
micci the mistake (vampillia) micci the mistake (vampillia)
通行人 ぼくのりりっくのぼうよみ
動画の最後にエンドロールが流れます。
そこに出演者の表記があります。
今作の主な登場人物としては、
金髪の男性 S 吉村界人さん
黒髪の男性 O 池田大さん
女の子 elaiza 池田エライザさん
となっています。
前作のSub/objective、CITIに引き続き、これはelaizaの心情を表わしていて、Sは主観的な自分。Oは客観的な自分であると考えられます。
始まり 0:00~
美しい朝日が照らす浜辺で、はしゃぐ3人が映し出されます。エライザが非常に落ち着いた表情をしているように感じます。
この浜辺の映像は1作目のSub/objectiveのMVに出てきました。わずかにSub/objectiveのMV中の映像も入ってきます。
エライザが自分の手の甲に線を入れ、3人で拳を高く掲げます。
冒険 0:59~
CMの撮影でしょうか、エライザが仕事をしているシーンになります。
カチンコには風邪薬の名前である KAZENINE EX と書いてありますw ちゃんと箱も作っていて小ネタのこだわりがすごいです。
エライザは撮影中にS(主観)とO(客観)がどこかに行ってしまう事に気付きます。
必死に追いかけて探しますがなかなか追いつけません。
日の出 1:26~
海沿いでエライザが踊ったり、3人で浜辺で遊ぶシーンが映し出されます。
1:55~は朝目覚めたシーンになります。このシーンはSub/objectiveのMVで出てきたシーンと関連しているのではないかと思われます。
冒険2 2:01~
引き続き必死に追いかけて探しますがなかなか追いつけません。
日の出 2 2:22~
こちらも引き続き3人で浜辺で遊ぶシーンが映し出されます。Sub/objectiveの3人で走っているシーンも少し映ります。
自分 2:47~
Sub/objective CITIに出てきていた双子のおばけの間に、エライザが女の子を書き足しています。
冒険3 3:02~
引き続き必死に追いかけて探しますがなかなか追いつけません。
自分2 3:16~
エライザが微笑みながら双子のおばけに書き足した女の子を見せています。
O(客観)が
「これで仲間じゃん」
S(主観)が
「俺さ、お前のそうゆうとこすっげえ好き」
と言っています。
これは主観と客観どちらで生きるかという葛藤のなか、自分という答えを見つけたという事だと思います。おばけに書き足したのは見つけた本当の自分なのでしょう。
冒険4 3:37~
エライザがSとOを探している時に、通行人とぶつかり、その際に青いバックを落とします。しかし拾わずに2人を探し続けます。
そしてようやく2人を見つけ腕に抱きつきます。ここでSub/objectiveのシーンも出てきます。
Sub/objective
S(主観)が右 エライザが中 O(客観)が左
エライザの服は青
Sunrise(re-build)
S(主観)が左 エライザが中 O(客観)が右
エライザの服は白
となっています。
エライザの服の色、SとOの立ち位置が変わっている事が分かります。主観と客観のバランスがとれていて、関係性の一体感、相対性を表しているのかなと感じました。
そして最後にエライザが
「やっと見つけた」
と笑顔で言います。
SもOも両方合わせて自分なんだと見つける事が出来たのではないでしょうか。
今回のSunrise(re-build)では、仕事中に自分探しに出て、SとOを見つける事が出来ました。
Sub/objectiveのシーンが描かれているのは、この時、主観と客観のどちらを選ぶか迷い、主観を殺し、客観を選んでしまいましたが、この時すでに2人と居る事が楽しい=どちらも自分だということに本能的に気付いていたという事を表しているのかなと思いました。
だから2つのシーンを重ねて見せたのではないでしょうか。
おわりに
今回紹介したSunrise(re-build)では前作のSub/objective、CITIで迷っていた自分という存在の答えを見つける事ができた様子が表現されていました。
・Sub/objective
学校などの組織的な社会の中で生きるには主観を殺し、客観で生きる。
・CITI
仕事をする上で客観はいらず、主観で表現した方が成功する。
・Sunrise(re-build)
主観と客観どちらも合わせて本当の自分だということに気付いた。
という表現だったのかなと思います。
この3部作の一連の流れを再度確認できるようまとめた記事も書こうと思っています。
以上最後まで読んで下さってありがとうございました。
2018.10.17 ratchet
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