[資格]一級建築士について 目指す前に知っておくべき5つの事
みなさんこんにちは!ブログの管理人
ラチェットです@ratchet0808 twitter
みなさんは
一級建築士
という職業、資格を知っていますか?
僕は一級建築士を目指してました。
建築士の仕事は
・建物のデザイン
・設計図の作成
・構造計算
・工事現場が図面通りかの監理
などをする仕事です。
僕はずっとかっこいいな~と思っていました。
今も思います!
この記事では私が建築士を目指すにあたって、
もっと前に知っておきたかったと思う事や、今の建築士の制度に疑問を感じる点
を5つ選んで書いていこうと思います。
一級建築士を目指している方、取得している方はもちろん
一級建築士は関係なく、これから大学に入る高校生、在学中の大学生、就職している方に読んで頂いて、少しでも自分の今後の人生について考える機会をもって頂ければと思います。
それでは紹介していきますね。
最初に少しだけ私が一級建築士を目指した理由と、簡単な経歴を書かせて下さい。
急いでいて結論のみ見たいよ!という方は
まとめまで
お進み下さい。
僕が一級建築士を目指した理由
まず最初に、僕が建築士を目指した理由です。
・父親が一級建築士だったから
・実家が建設業を営んでいて長男だったから継がなければいけなかった(いけないと思っていた)
・自分で考えた作品をどの業種より大きく作れるから
・単純にかっこいいと思ったから
って感じです。
長男が家継ぐってのは、文化でしょうか。海外だとどうなんですかね。
父には言われたことないけど、子供の頃から周りは
[継ぐのが当り前]
って感じで接してきてました。
多分目指した理由は環境の影響が大きいのかなと思います。
建築士になるために
高校は普通科でした。そこから進路を考えた際に、建築士になりたい!と思い大学は工学部の建築学科に進みました。
この選択の時点で
[19~22歳までの4年間]
を一級建築士になるために使おうと決めたわけです。
正直このときはそんなに深く考えてなかったです。
建築士になりたいから大学に行く
それ以外なにも疑わず、考えませんでした。
知っておくべき事
費用と時間
大学4年間で掛る費用と、時間について考えます。
費用名 | 金額 |
入学金・授業料 | 約800万円 |
家賃光熱費月 |
5万×48カ月=240万 |
奨学金 |
5万×48カ月=240万 |
おおまかに見積もっても1300~1500万円くらいはかかったのかなと思います。
数字に起こすと、結構すごいですよね。
ただ、僕の場合は私立なので、国公立だともう少し安くなると思います。
奨学金の5万から食費、通信代、雑費等を出していました。
食費・携帯代2.5万、その他2.5万としたら、
4年でそれぞれに120万ですね。
それでも厳しくてバイトしてました。
また4年間は
365×4=1460日
として、
1460×24=35040時間
を大学生として使います。
まあ休みいっぱいありますけどね(笑)
有益に使えればもちろん人生の糧になります。
しかし、だらだらなんとなく過ごすと非常にもったいないですよね。
あと余談ですけど寝すぎは時間もったいないんで規則正しい生活をお勧めします!僕は大学生活を睡眠に使いすぎた事を後悔しています(笑)ちっちゃく書いときます!
そして、奨学金を借りようとしている方は、
自分は借金をするんだ
という事をしっかり自覚して下さい。就職してからの返済は地味に効きます。
自分の思い、目標を確認しておく
・ほんとに建築士になりたいか
・他になりたいものはないか
・資格はどれぐらいの人が持っているか
・試験の難しさはどれくらいか
・いつまでにとりたいか
今思えば、自己分析が甘かったな、もっと考えておけばよかったなと思います。
何かを目指していて途中で方向転換するのはいいと思いますが、私がそうだったように、あまり調べずに決めてしまったのは良くなかったと思います。
資格取得の条件
一級建築士は受験資格が定められています。
僕の場合は、[第一号]大学指定学科卒業+2年間の実務経験での受験資格が得られました。
みなさんどう思いますか?僕は
実務経験、、、なんだそれ、、、
って思いました。
しかも僕はこれ大学に入ってから知りました。なぜ調べなかったのか悔みます。
ちなみに私は大学に行って最短の6年で取れるパターンでしたが
学校にいかなくても受験資格を得る事もできます。最長の11年のパターンになります。
建築業に7年従事して2級建築士を取得してから4年経験を積むという形です。
ちなみに2級建築士の受験資格はこちらです。
僕は大学卒業時に受けられると考えていたのですが、違いました。
そしてここでもまた、
((2年働きながら勉強すればいいんだな))
と軽く考えてしまいました。
しかし、実際、働きながら勉強することはすごく大変です。
そして次に説明する資格学校に通います。独学で建築士取得は非常に難しいという事を知ります。
大学卒業をしてもすぐに建築士にはなれない。
大学ではもちろん建築学を学ぶんですが、まんべんなく学ぶので実際建築士試験の勉強って実はあまりしないんですよね。
だから、建築士になるためだけの勉強ができる専門学校のようなものがあれば、そこに行った方がよかったのかなと思ったりしました。
ただ目的はあくまで
自分で考えたものを作りたい
↓
そのためには資格がいる
↓
資格を目標達成のための手段として取る。
という事ですよね。
資格取って、資格は取れたけど、取れただけになったら嫌だなと思いました。
実際に資格持ってるけど持ってるだけで仕事できない人はいますからね。勉強ができるだけで仕事はできない人。
そう考えると、大学は様々な事を学べ、建築人として成長するには良い環境なのかもしれません。
ただ大学で教わった事を全部試験で発揮しても一級建築士試験には受からないと思います。製図試験もありますし。試験のための勉強をしないといけません。
制度を見直すべき
これは私の個人的な意見です。制度に対して不満がある部分です。
なぜ在学中に試験が受けられるようにしないのか分かりません。たしかに建築士は非常に社会的責任が強い職種です。人命がかかっていますから。
ただ、勉強する時間がある学生時代に、勉強させて、試験を受け合格したら2年間実務経験を積んだ後に免許を発行するなどの措置でよいのではないかと思います。
資格学校を儲けさせるためなのかと思うレベルです。
大学卒業後、就職してから2年後合格するために、唯一の休日である日曜日に資格の学校に行きました。
おそらく一級建築士目指してる方はほとんどこのスタイルだと思います。
仕事が激務なのに、日曜休めない。しかも大学に4年も行って高いお金払って、就職した瞬間に、ローン組んで2年間の資格学校に通う。
まじやばすぎます。
奨学金は借金といいましたが、ローンも借金です。借金しすぎ、させすぎですね、、、
そんな中取る人は資格取りますから、ほんとに尊敬します。
僕の自覚と努力が足りなかったと言われればそれまでなんですが、制度については検討するべきだと思います。
まとめ
費用と時間がどのくらいかかるか把握する
・大学行くならお金が1000万円前後かかる
・大学行くなら1460日・35040時間を費やす
・奨学金は借金!自覚する。返すのはすごく大変
自分の思い、目標を確認しておく
・本当に建築士になりたいか
・他になりたい職業、夢はないか
・資格はどれぐらいの人が持っているか
・試験の難しさはどれくらいか
・いつまでに取りたいか
資格取得の条件を理解する
・[最短]4年制大学指定学科卒業+2年間実務経験
・[最長]建築業に7年従事し2級建築士を取得+実務経験4年
・大学、専門学校に行かなくてもなれる方法はある
大学卒業しても、即建築士になれるわけではない
・実際大学では建築士試験の勉強ってそんなにしない
・建築士になることに特化した学校もある
・資格を意識しすぎると資格を取れただけになる可能性がある
・大学では建築全般の知識は学べる
・資格取得は目的のための手段
制度が厳しい(見直すべきではないか)
・在学中、卒業時には試験が受けられない
・独学では難しく資格学校に通わなければならない
・資格学校に通うために就職してすぐ借金
・そんな環境下でも取る人は取る現実がある
以上が、私が知っておきたかった、考えておくべきだったと思う点です。
この記事を読んで、知ってよかった、筆者はこんなことも知らずに大学入ったのか、など意見は様々だと思いますが、みなさんの人生において何か考えるきっかけになっていただけたら嬉しいです。
ちなみに現時点で私は
一級建築士取得を目指すのを一旦やめています。また目指すかもしれませんが。
その理由、考え方は別記事にまとめていますので、宜しければこちらも読んで頂けると嬉しいです。
以上、最後まで読んで下さってありがとうございました。
2018.9.25 ratchet
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